経営のヒント
2013年10月28日 月曜日
ビジョン・メイキングをする(1)
おはようございます!!
ここ大阪は爽やかな天候の週明けになりました。皆さん、お元気ですか?
昨日は、「大阪マラソン」がありました。私の高校時代の友人、Sくんも参加し、みごと完走。自己ベストタイムも更新したそうです。私も大学時代は体育会系運動部だったので、よく走っていましたが、今となっては「42.195Kmもよく走れるな~」と完走した、というだけで本当にすごい、と思います。
とはいえ、「スポーツの秋」。私も、時間を作って頑張ってジムに通いたいと思っています。
さて、今週は、経営者さんだけでなく、いろいろな方に共通するテーマを取り上げてみました。
えっ、また「経営計画」とか、そんな話でしょ?と思われるかもしれません。
確かに、長期(5~10年)の経営計画にもつながるものですが、そんなに固く考えなくても大丈夫です!
イメージとしては、あなたの現実可能な夢をきちんとした形で描きましょう、という感じでしょうか。
実は、これもコーチングの中の一つのやり方です。
コーチングをテーマに取り上げたときに、コーチングは目標(ゴール)に向かって、一緒に併走するイメージ、というお話をさせてもらったと思います。この「ゴールの設定」というのは、簡単そうで結構、難しい、というお話も同時にしました。
このビジョン・メイキングはイコール「ゴールの設定」と考えていただいていいものです。
私たちは、日頃、将来設計について、断片的に考えることはよくあると思います。あるいは、経営者の方であれば、それこそ逆に「売上○○億円」とか、ものすごく具体的な数字で考えられることもあるかもしれません。
しかし、ここでいうビジョンとは、自分が本当になりたい姿、あるいは本当にそのような会社にしたい、と心から思う形です。
先日、とあるところでこのテーマについてお話すると、何人かの方がさっそく挑戦されました。
そのうちの一人の男性が語ったビジョンは、多分、今の職業と何らかのつながりはあるのでしょうが、受ける印象は「今の職業とかなり異なるもの」でした。しかし、そのビジョンを語る彼は、とてもイキイキとしていて、また、その内容もまるでその方が、現実にそのビジョンの中で動いているのが目に見えるような気さえしました。
周りで聞いている私たちがそう思うのですから、彼自身はおそらくもっと現実的に「5年後の自分」が見えていたようでした。そして、彼はこう言いました。
多分、本当に実現すると思います、と。
さ、週明け、今日も頑張っていきましょう!!
ここ大阪は爽やかな天候の週明けになりました。皆さん、お元気ですか?
昨日は、「大阪マラソン」がありました。私の高校時代の友人、Sくんも参加し、みごと完走。自己ベストタイムも更新したそうです。私も大学時代は体育会系運動部だったので、よく走っていましたが、今となっては「42.195Kmもよく走れるな~」と完走した、というだけで本当にすごい、と思います。
とはいえ、「スポーツの秋」。私も、時間を作って頑張ってジムに通いたいと思っています。
さて、今週は、経営者さんだけでなく、いろいろな方に共通するテーマを取り上げてみました。
えっ、また「経営計画」とか、そんな話でしょ?と思われるかもしれません。
確かに、長期(5~10年)の経営計画にもつながるものですが、そんなに固く考えなくても大丈夫です!
イメージとしては、あなたの現実可能な夢をきちんとした形で描きましょう、という感じでしょうか。
実は、これもコーチングの中の一つのやり方です。
コーチングをテーマに取り上げたときに、コーチングは目標(ゴール)に向かって、一緒に併走するイメージ、というお話をさせてもらったと思います。この「ゴールの設定」というのは、簡単そうで結構、難しい、というお話も同時にしました。
このビジョン・メイキングはイコール「ゴールの設定」と考えていただいていいものです。
私たちは、日頃、将来設計について、断片的に考えることはよくあると思います。あるいは、経営者の方であれば、それこそ逆に「売上○○億円」とか、ものすごく具体的な数字で考えられることもあるかもしれません。
しかし、ここでいうビジョンとは、自分が本当になりたい姿、あるいは本当にそのような会社にしたい、と心から思う形です。
先日、とあるところでこのテーマについてお話すると、何人かの方がさっそく挑戦されました。
そのうちの一人の男性が語ったビジョンは、多分、今の職業と何らかのつながりはあるのでしょうが、受ける印象は「今の職業とかなり異なるもの」でした。しかし、そのビジョンを語る彼は、とてもイキイキとしていて、また、その内容もまるでその方が、現実にそのビジョンの中で動いているのが目に見えるような気さえしました。
周りで聞いている私たちがそう思うのですから、彼自身はおそらくもっと現実的に「5年後の自分」が見えていたようでした。そして、彼はこう言いました。
多分、本当に実現すると思います、と。
さ、週明け、今日も頑張っていきましょう!!
投稿者 七野恭子税理士事務所 | 記事URL
2013年10月25日 金曜日
銀行のお話あれこれ(5)
おはようございます!!
関西は朝からずっと雨が降っています。 台風は日本列島への上陸はなさそうですが、今日(25日)から明日にかけては西日本~東日本に大雨をもたらしそうです。どうか被害が出ませんように、と願うばかりです。
さて、今日でこのテーマも最後です。今日も最後までお付合いください!
昨日は、支店の組織について最後にお話しましたが、皆さんの会社の担当者は支店における「営業課」に属する銀行員、ということになります。
ベテランの営業社員というのももちろんいますが、外周りをしているのは、入社後そんなに経たない若い社員も多くいます。 時々、そんな担当者に対して、「あんな若い営業マンから、この書類出せ、あの書類出せ、とうるさく言われるのはたまらない」「いちいち対応してたらキリがない」と言われる経営者さんがいます。
確かに、担当者も人間なので、いろいろなタイプの方がいますし、それこそ入ったばかりで「大丈夫かな?」と思えるような担当者にあたる場合もあります。
しかし、彼らは例えば、融資条件を交渉するとき、会社と支店上部(融資の決定権を持っている者)との「意思をもったメッセンジャー」であることを忘れてはなりません。 それは、銀行のサイズに関わらず、絶対にそのような存在なのです。
つまり、銀行との付合いをきちんとしたいと思ったら、やはり彼らとの関係、コミュニケーションをきちんと日頃から取る、というのが肝要です。
決算書やその他の資料を提出してください、と依頼されたら、できるだけ協力的に提出する(これは彼らの意思ではなく、上司の意思だからです)ことが大切です。
また、銀行のサイズに関わらず、比較的会社の経営状況がいい時に「お金を借りてくれませんか?」という依頼が担当者から入る場合が多々あります。
まさに「天気のいいときに傘を貸してくれる」状況です(笑)。
もちろん、利息が発生しますので、この話に乗るべきかどうか(銀行との良好な関係を考えて)、は難しいところですが、毎回、ピシャと断る、というのは角が立つでしょう。かといって先を見越しても本当に必要ではないお金を借りる必要はないと思います。
一つの提案として、こういった依頼が入るようになれば、複数の銀行との取引を開始すればよいと思います。できれば、関係を良好に保ちながら、2行、3行と取引をしておき、何かあっても決して1行に頼らない、唯一絶対はなくすべきです。
それから、担当者から、「上司(支店長)がご挨拶したい」と言っています、と言ってきたら、ぜひ積極的に会われるべきだと思います。
担当者は「意思あるメッセンジャー」だと言いましたが、あくまでメッセンジャーなので、本当に決断を下す上司(支店長)にきちんと会われて、コミュニケーションをとる、ということは非常に意味のあることだからです。
組織との付合い、といっても、しょせん私たちが付き合うのは一人一人の血の通った人間です。組織の大小に関わらず、コミュニケーションの大切さ、関係を良好に保つことの大切さは常に変わらないと思います。
今週のお話はここまでです。週末はまだ雨の残るところも多いと思いますが素敵な週末をお過ごしください!
関西は朝からずっと雨が降っています。 台風は日本列島への上陸はなさそうですが、今日(25日)から明日にかけては西日本~東日本に大雨をもたらしそうです。どうか被害が出ませんように、と願うばかりです。
さて、今日でこのテーマも最後です。今日も最後までお付合いください!
昨日は、支店の組織について最後にお話しましたが、皆さんの会社の担当者は支店における「営業課」に属する銀行員、ということになります。
ベテランの営業社員というのももちろんいますが、外周りをしているのは、入社後そんなに経たない若い社員も多くいます。 時々、そんな担当者に対して、「あんな若い営業マンから、この書類出せ、あの書類出せ、とうるさく言われるのはたまらない」「いちいち対応してたらキリがない」と言われる経営者さんがいます。
確かに、担当者も人間なので、いろいろなタイプの方がいますし、それこそ入ったばかりで「大丈夫かな?」と思えるような担当者にあたる場合もあります。
しかし、彼らは例えば、融資条件を交渉するとき、会社と支店上部(融資の決定権を持っている者)との「意思をもったメッセンジャー」であることを忘れてはなりません。 それは、銀行のサイズに関わらず、絶対にそのような存在なのです。
つまり、銀行との付合いをきちんとしたいと思ったら、やはり彼らとの関係、コミュニケーションをきちんと日頃から取る、というのが肝要です。
決算書やその他の資料を提出してください、と依頼されたら、できるだけ協力的に提出する(これは彼らの意思ではなく、上司の意思だからです)ことが大切です。
また、銀行のサイズに関わらず、比較的会社の経営状況がいい時に「お金を借りてくれませんか?」という依頼が担当者から入る場合が多々あります。
まさに「天気のいいときに傘を貸してくれる」状況です(笑)。
もちろん、利息が発生しますので、この話に乗るべきかどうか(銀行との良好な関係を考えて)、は難しいところですが、毎回、ピシャと断る、というのは角が立つでしょう。かといって先を見越しても本当に必要ではないお金を借りる必要はないと思います。
一つの提案として、こういった依頼が入るようになれば、複数の銀行との取引を開始すればよいと思います。できれば、関係を良好に保ちながら、2行、3行と取引をしておき、何かあっても決して1行に頼らない、唯一絶対はなくすべきです。
それから、担当者から、「上司(支店長)がご挨拶したい」と言っています、と言ってきたら、ぜひ積極的に会われるべきだと思います。
担当者は「意思あるメッセンジャー」だと言いましたが、あくまでメッセンジャーなので、本当に決断を下す上司(支店長)にきちんと会われて、コミュニケーションをとる、ということは非常に意味のあることだからです。
組織との付合い、といっても、しょせん私たちが付き合うのは一人一人の血の通った人間です。組織の大小に関わらず、コミュニケーションの大切さ、関係を良好に保つことの大切さは常に変わらないと思います。
今週のお話はここまでです。週末はまだ雨の残るところも多いと思いますが素敵な週末をお過ごしください!
投稿者 七野恭子税理士事務所 | 記事URL
2013年10月24日 木曜日
銀行のお話あれこれ(4)
おはようございます!!
今日は10月24日。 うーん、今月もあと1週間くらいになってしまいましたね。毎年のことながら、これくらいの時期になると段々と気忙しさを感じるようになりますね。
とはいえ、「食欲の秋」「スポーツの秋」「読書の秋」。。。何をするにも、なかなかいい季節でもあります。今月いっぱいくらいは、秋の夜長を楽しむような余裕が欲しいですね(って、自分に言い聞かせているのですが(笑))。
さて、本日も銀行のお話の続きです。
今日は、銀行との付合い方について、少しお話してみましょう。
「銀行と付き合う」と言っても、普通は「銀行の担当者と付き合う」ということになります。どの銀行(都銀、地銀、信金等)を問わず、法人名で口座を開き、何らかの利用を始めれば、たいてい、その法人の担当者というものが付きます。
もっとも、都銀(メガバンク)などでは、こちらから融資の申し込み等をしなければ、特に担当者が来るなどの反応はないかもしれません。一方、地銀や信金等では、早々に担当者が挨拶にやってくることが多いです。
「いやー、この辺りを担当させていただいてます○○です」みたいな感じです。
銀行によってこういった対応は多少異なると思いますが、やはり地域性の高い、さほど大きくない地銀や信金等は地域で担当者が決められている場合が多いのです。
こうした担当者も人間ですから、こちらとの相性というものがあるかもしれません。
あの銀行はいいけど、あの担当者はどうもなぁ。。。
基本的に、地域その他によって彼ら(彼女ら)も振り分けられているので、なかなか担当者を代えてもらう、というのは難しいかもしれませんが、もしあまりに担当者の態度、その他で問題がある、と思える場合は支店の上位者にきちんとクレームは伝えるべきだと思います。
ところで、銀行の組織とは、本店(本部)と支店に大きく分かれます。本部では、企画、市場、システム、事務等がの部がありますが支店との関係で最も注目すべきは審査部です。ここでは、支店からあがってきた案件を審査(融資の額、経営状況等による融資の不可)します。つまり、額が大きいもの(支店決済を超えるもの)や融資を実行していても経営状況が悪化しているものに対して審査のプロが今後の判断を下す、というわけです。
また、支店(都銀)の組織はだいたい次のようなものになっています。小規模の地銀や信金等では、外国課は通常、ありません。
支店長 副支店長 融資課長(次長) 営業課長(次長) 外国課長(次長) 業務課長(次長)
融資課:与信判断や与信管理を行います。金融庁検査での債務者概況等準備は融資課が行います。
営業課:得意先回りのイメージです。既存先法個人顧客を往訪し、顧客の要望に応えます。また、新規顧客を開拓したりします。
外国課:外国業務の担当。海外送金や海外現地法人宛与信の検討等融資課と協力して対応します。
業務課:預金為替業務全般。普通、当座、通知、定期等の預金業務の他、国内為替(送金事務)、投資信託や諸届け業務を行います。
以上が支店の組織です。さて、明日はその支店との実際の付き合い方についてお話したいと思います。
今日も元気で一日頑張りましょう
今日は10月24日。 うーん、今月もあと1週間くらいになってしまいましたね。毎年のことながら、これくらいの時期になると段々と気忙しさを感じるようになりますね。
とはいえ、「食欲の秋」「スポーツの秋」「読書の秋」。。。何をするにも、なかなかいい季節でもあります。今月いっぱいくらいは、秋の夜長を楽しむような余裕が欲しいですね(って、自分に言い聞かせているのですが(笑))。
さて、本日も銀行のお話の続きです。
今日は、銀行との付合い方について、少しお話してみましょう。
「銀行と付き合う」と言っても、普通は「銀行の担当者と付き合う」ということになります。どの銀行(都銀、地銀、信金等)を問わず、法人名で口座を開き、何らかの利用を始めれば、たいてい、その法人の担当者というものが付きます。
もっとも、都銀(メガバンク)などでは、こちらから融資の申し込み等をしなければ、特に担当者が来るなどの反応はないかもしれません。一方、地銀や信金等では、早々に担当者が挨拶にやってくることが多いです。
「いやー、この辺りを担当させていただいてます○○です」みたいな感じです。
銀行によってこういった対応は多少異なると思いますが、やはり地域性の高い、さほど大きくない地銀や信金等は地域で担当者が決められている場合が多いのです。
こうした担当者も人間ですから、こちらとの相性というものがあるかもしれません。
あの銀行はいいけど、あの担当者はどうもなぁ。。。
基本的に、地域その他によって彼ら(彼女ら)も振り分けられているので、なかなか担当者を代えてもらう、というのは難しいかもしれませんが、もしあまりに担当者の態度、その他で問題がある、と思える場合は支店の上位者にきちんとクレームは伝えるべきだと思います。
ところで、銀行の組織とは、本店(本部)と支店に大きく分かれます。本部では、企画、市場、システム、事務等がの部がありますが支店との関係で最も注目すべきは審査部です。ここでは、支店からあがってきた案件を審査(融資の額、経営状況等による融資の不可)します。つまり、額が大きいもの(支店決済を超えるもの)や融資を実行していても経営状況が悪化しているものに対して審査のプロが今後の判断を下す、というわけです。
また、支店(都銀)の組織はだいたい次のようなものになっています。小規模の地銀や信金等では、外国課は通常、ありません。
支店長 副支店長 融資課長(次長) 営業課長(次長) 外国課長(次長) 業務課長(次長)
融資課:与信判断や与信管理を行います。金融庁検査での債務者概況等準備は融資課が行います。
営業課:得意先回りのイメージです。既存先法個人顧客を往訪し、顧客の要望に応えます。また、新規顧客を開拓したりします。
外国課:外国業務の担当。海外送金や海外現地法人宛与信の検討等融資課と協力して対応します。
業務課:預金為替業務全般。普通、当座、通知、定期等の預金業務の他、国内為替(送金事務)、投資信託や諸届け業務を行います。
以上が支店の組織です。さて、明日はその支店との実際の付き合い方についてお話したいと思います。
今日も元気で一日頑張りましょう
投稿者 七野恭子税理士事務所 | 記事URL
2013年10月23日 水曜日
銀行のお話あれこれ(3)
おはようございます!!
またまた台風が接近しています。沖縄は大東島がすでに暴風雨圏内に入っており、沖縄本島は今日にも風雨が強まる模様。また、西日本、東日本も今週末には影響が出そうです。どうか台風情報には一層、気を付けてください!
さて、今日は銀行の種類についての続きです。
では、地方銀行と第2地方銀行はどう違うのか?と言えば、地方銀行は、もともと旧国立銀行153行のうち、「主たる営業基盤が地方的なもの」と定義されました。よって、多くは「県内トップ地銀」と呼ばれる銀行で、県内の大企業の多くは顧客として抱えています。
一方、第2地方銀行は、もともと多数存在した中小企業向けの貸し出しを行う会員制組織が1951年の相互銀行法公布ひより「相互銀行」と呼ばれ、後の1992年の相互銀行廃止とともに、普通銀行に転換したのが「第2地方銀行」です。
このように同じ地方銀行でも、地方銀行と第2地方銀行は、その成り立ちが全然違います。
逆に、「信用金庫」と「信用組合」は、もともと同じものでしたが、1951年に法律の整備に伴い、一部の信用組合が、より営業色の濃い、「信用金庫」として営業をすることになりました。
信用金庫は「信用金庫法」、信用組合は「中小企業等共同組合法」と根拠法が異なります。また、株式会社である銀行とは違い、信用金庫・信用組合は会員制の共同組織であり、会員による出資金で経営を行っています。
ところで、たまに事業を始めたばかりの方や、会社を設立されたばかりの経営者さんに「どんな銀行と付き合えばいいか?」という質問を受けます。
どこでもいい、と言えば、どこでもいいのですが、普通は事業主さんや会社の近所にある「信金」や「地銀」で、親身になってくれるところがあれば、まずはそこから取引を始めてもいいのではないかと思います。
こういった銀行は通常は各支店の決済で降りる融資の額等は、それなりに大きくありません。また、金利も都銀よりはよくなかったりします。しかし、いきなり都銀に行っても結局、信頼を積んでいかないと大きな融資、有利な金利を望むことは難しいと思います。
それならば、まずは、信金、地銀クラスの銀行とガッツリ付き合って、最初はいずれにしても、そう大きな額の融資は望めないので、必要な額の融資を受けながら、銀行の付き合い方を学ぶ、くらいの感じがいいのではないでしょうか?
そして、しだいに必要に応じ、都銀と付き合う。。。もっとも、都銀はなかなかスバシコイですから(笑)、御社が都銀にとって付き合う価値のある会社だと認めてくれたら多分、向うからやってきます!(笑)
またまた台風が接近しています。沖縄は大東島がすでに暴風雨圏内に入っており、沖縄本島は今日にも風雨が強まる模様。また、西日本、東日本も今週末には影響が出そうです。どうか台風情報には一層、気を付けてください!
さて、今日は銀行の種類についての続きです。
では、地方銀行と第2地方銀行はどう違うのか?と言えば、地方銀行は、もともと旧国立銀行153行のうち、「主たる営業基盤が地方的なもの」と定義されました。よって、多くは「県内トップ地銀」と呼ばれる銀行で、県内の大企業の多くは顧客として抱えています。
一方、第2地方銀行は、もともと多数存在した中小企業向けの貸し出しを行う会員制組織が1951年の相互銀行法公布ひより「相互銀行」と呼ばれ、後の1992年の相互銀行廃止とともに、普通銀行に転換したのが「第2地方銀行」です。
このように同じ地方銀行でも、地方銀行と第2地方銀行は、その成り立ちが全然違います。
逆に、「信用金庫」と「信用組合」は、もともと同じものでしたが、1951年に法律の整備に伴い、一部の信用組合が、より営業色の濃い、「信用金庫」として営業をすることになりました。
信用金庫は「信用金庫法」、信用組合は「中小企業等共同組合法」と根拠法が異なります。また、株式会社である銀行とは違い、信用金庫・信用組合は会員制の共同組織であり、会員による出資金で経営を行っています。
ところで、たまに事業を始めたばかりの方や、会社を設立されたばかりの経営者さんに「どんな銀行と付き合えばいいか?」という質問を受けます。
どこでもいい、と言えば、どこでもいいのですが、普通は事業主さんや会社の近所にある「信金」や「地銀」で、親身になってくれるところがあれば、まずはそこから取引を始めてもいいのではないかと思います。
こういった銀行は通常は各支店の決済で降りる融資の額等は、それなりに大きくありません。また、金利も都銀よりはよくなかったりします。しかし、いきなり都銀に行っても結局、信頼を積んでいかないと大きな融資、有利な金利を望むことは難しいと思います。
それならば、まずは、信金、地銀クラスの銀行とガッツリ付き合って、最初はいずれにしても、そう大きな額の融資は望めないので、必要な額の融資を受けながら、銀行の付き合い方を学ぶ、くらいの感じがいいのではないでしょうか?
そして、しだいに必要に応じ、都銀と付き合う。。。もっとも、都銀はなかなかスバシコイですから(笑)、御社が都銀にとって付き合う価値のある会社だと認めてくれたら多分、向うからやってきます!(笑)
投稿者 七野恭子税理士事務所 | 記事URL
2013年10月22日 火曜日
銀行のお話あれこれ(2)
おはようございます!!
昨日は天気予報通り、日中は暑かったですね。でも、夜はそれなりに気温も下がっていました。でも、今日も気持ちよさそうな晴天のようですから、ちょっと嬉しいかもです。
さて、今日は銀行のお話の2日目です。
銀行には、いろいろな種類があります。今日は、そんな銀行の種類についてお話します。
一概に金融機関といっても様々な種類があります。ざっとその分類は以下の通りです。
公的機関
中央銀行としての「日本銀行」
政府系金融機関としての「日本政策投資銀行」「日本政策金融公庫」「住宅金融支援機構」「商工組合中央金庫」「沖縄振興開発金融公庫」
民間金融機関
預金取扱金融機関として、「普通銀行」「信託銀行」「信用金庫」「信用組合」「労働金庫」「農業協同組合(JAバンク)」「漁業協同組合」
があり、このうち、「普通銀行」の中に「メガバンク(都銀)」「地方銀行」「第2地方銀行」「ゆうちょ銀行」「ネット銀行」「外国銀行」「その他銀行」があります。
また、同じく民間金融機関で預金を取り扱わない金融機関(非預金取扱金融機関)として、「証券会社」「保険会社」「ノンバンク」「短資会社」があります。
さて、ざっと並べましたが、おそらくだいたいの金融機関の名前は聞かれたことがあると思いますが、これらの違いを正確に答えられる方は少ないのではないでしょうか。
まず、普通銀行の中でメガバンク、と呼ばれるところは現在3行、三菱東京UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行です。これに「りそな銀行」等の3行を加えることもあります。
「地方銀行」「第2地方銀行」は本来、各都道府県の県内を、また、「信用金庫」「信用組合」はさらに限定された地域でビジネスを行っていて、主に地域の中小企業や個人を顧客としています。さらに、「労働金庫」は勤労者を、「JA」は農業重視者を、「漁業協同組合」は漁業従事者を、それぞれ主な対象とした金融機関です。
さあ、明日はこれらの金融機関の種類の違いについて、もう少し詳しく見てみましょう。
今日も元気で行ってらっしゃい!!
昨日は天気予報通り、日中は暑かったですね。でも、夜はそれなりに気温も下がっていました。でも、今日も気持ちよさそうな晴天のようですから、ちょっと嬉しいかもです。
さて、今日は銀行のお話の2日目です。
銀行には、いろいろな種類があります。今日は、そんな銀行の種類についてお話します。
一概に金融機関といっても様々な種類があります。ざっとその分類は以下の通りです。
公的機関
中央銀行としての「日本銀行」
政府系金融機関としての「日本政策投資銀行」「日本政策金融公庫」「住宅金融支援機構」「商工組合中央金庫」「沖縄振興開発金融公庫」
民間金融機関
預金取扱金融機関として、「普通銀行」「信託銀行」「信用金庫」「信用組合」「労働金庫」「農業協同組合(JAバンク)」「漁業協同組合」
があり、このうち、「普通銀行」の中に「メガバンク(都銀)」「地方銀行」「第2地方銀行」「ゆうちょ銀行」「ネット銀行」「外国銀行」「その他銀行」があります。
また、同じく民間金融機関で預金を取り扱わない金融機関(非預金取扱金融機関)として、「証券会社」「保険会社」「ノンバンク」「短資会社」があります。
さて、ざっと並べましたが、おそらくだいたいの金融機関の名前は聞かれたことがあると思いますが、これらの違いを正確に答えられる方は少ないのではないでしょうか。
まず、普通銀行の中でメガバンク、と呼ばれるところは現在3行、三菱東京UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行です。これに「りそな銀行」等の3行を加えることもあります。
「地方銀行」「第2地方銀行」は本来、各都道府県の県内を、また、「信用金庫」「信用組合」はさらに限定された地域でビジネスを行っていて、主に地域の中小企業や個人を顧客としています。さらに、「労働金庫」は勤労者を、「JA」は農業重視者を、「漁業協同組合」は漁業従事者を、それぞれ主な対象とした金融機関です。
さあ、明日はこれらの金融機関の種類の違いについて、もう少し詳しく見てみましょう。
今日も元気で行ってらっしゃい!!
投稿者 七野恭子税理士事務所 | 記事URL