経営のヒント

2013年11月19日 火曜日

「前向きな経営計画」の立て方(2)

おはようございます!!

先日、NHKでユニクロの今の戦略についての番組をしていました。 それによれば、地球上で貧困層と位置づけられる人口は40億人(一応、貧困層の定義は一日2ドル以下での生活を強いられる人、ということでした)で、ユニクロが今後他のライバル企業に勝つためには、その貧困層をターゲットに商品を提供していかなければならない、というものでした。

もちろん、今「貧困層」とされている人々も今後、時間の経過とともに、より上位の層に移っていき、もっと購買力を持つようになる、ということが前提なのですが、なかなか興味深い戦略だと思いました。

さて、本日も「前向きな経営計画」の続きです。

10月28日から始まる週、ここで「ビジョン・メイキング」というお話をさせていただきました。        
ここでは、数字のお話は一切出てきませんでした。        
        
経営者さん自身が今の自分の会社をどうしたいのか?        
        
5年後にはどのような会社になっていたいのか?        
        
スタッフは?自分の仕事の仕方は?プライベートは?        

        
そんな5年後の自分と会社の在り様を具体的にイメージしてみてください、というものです。        
        
ところで、先日、とある経営者さんと話していて、よく「10年後には○○したい」と言われるので「では、10年度に○○という状態になるためには、5年後にはどうなっていたいですか?」とお尋ねすると、「いや、それはその時、その時の時流を読んでいかないといけないから無理です」との答え。       
        
もちろん、日々状況が変化していく中で、言われることは全然間違っていないと思います。

でも、「計画」は「計画」。何も絶対に計画通りに事業を進める必要はないのです。

とはいえ、今、この時点で5年後どうなっていたいか、をイメージするのはとても大切なことだと思うのです。       
        
その時、私がお話したのは、

10年後、というのは多分、夢の世界ですよね?もちろん、夢に終わらせようとは思われていないと思いますが、おそらく「10年後」と言う場合には、その目標に到達するための現実的なステップ(プロセス)をあまりイメージされていないのではないでしょうか?」

ということでした。   





投稿者 七野恭子税理士事務所

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