経営のヒント
2013年10月10日 木曜日
経営指標のおはなし(安全性)(4)
おはようございます!!
台風一過の後は、なぜかまた夏が逆戻り?!昨日はそんな一日でしたね。ホント、暑くなったり、涼しくなったりで風邪を引かれている方も増えているように思います。天候に文句を言っても始まらないので、ぜひ体調管理はしっかりしていきたいものですね。
さて、本日は、長期的な財務安全性を示すといわれるもののうち、今日は「固定比率」と「固定長期適合率」についてお話しましょう。
「固定比率」とは
固定資産÷純資産
で計算されます。
ここで、「固定資産」とは、「土地、建物、機械設備」などの「有形固定資産」というものや、「○○権」といったような無形固定資産、それに「他社の株式や投資目的の有価証券など長期に所有する財産の合計を言います。
純資産とは、もともと設立時や途中で発行した株式の合計である「資本金」や設立時から会社で残してきた財産など、いわば他からの借入ではなく、自前で残してきた資産をいいます。
つまり、長期に保有する資産(固定資産)の原資は、銀行からの借入など、今後返済する必要があるものではなく、返済の必要がない自前の資金で調達しているか、どうかを示すものです。
一般的には100~150%以下が望ましいと言われており、この比率が低いほど財務的に安定している、ということができます。
また、同じく、固定長期適合率とは、
固定資産÷(純資産+固定負債)
で計算されます。
上記、固定比率と似ていますが、違いは分母に固定負債が加えられている点です。分母の(純資産+固定負債)は、返済の必要がない純資産に、返済の必要はあるけど、すぐではなく、返済に長期的な猶予が与えられている「固定負債」を加えており、いずれも長期的な資金調達であり、これで固定資産をカバーできているかどうか、を示すものです。
固定比率同様、当然、低いほうが財務的に安定しているということができます。固定比率よりも条件を甘くした指標である(固定負債が分母に加えらえる)ため、同じ貸借対照表では、固定比率>固定長期適合率となります。
いずれも、長期の「資産」と長期の「調達原資」 のバランスの良否を示すもの、ということができると思います。
さあ、今日もやや暑い一日になりそうですが、水分補給をしっかりしていきましょうね
台風一過の後は、なぜかまた夏が逆戻り?!昨日はそんな一日でしたね。ホント、暑くなったり、涼しくなったりで風邪を引かれている方も増えているように思います。天候に文句を言っても始まらないので、ぜひ体調管理はしっかりしていきたいものですね。
さて、本日は、長期的な財務安全性を示すといわれるもののうち、今日は「固定比率」と「固定長期適合率」についてお話しましょう。
「固定比率」とは
固定資産÷純資産
で計算されます。
ここで、「固定資産」とは、「土地、建物、機械設備」などの「有形固定資産」というものや、「○○権」といったような無形固定資産、それに「他社の株式や投資目的の有価証券など長期に所有する財産の合計を言います。
純資産とは、もともと設立時や途中で発行した株式の合計である「資本金」や設立時から会社で残してきた財産など、いわば他からの借入ではなく、自前で残してきた資産をいいます。
つまり、長期に保有する資産(固定資産)の原資は、銀行からの借入など、今後返済する必要があるものではなく、返済の必要がない自前の資金で調達しているか、どうかを示すものです。
一般的には100~150%以下が望ましいと言われており、この比率が低いほど財務的に安定している、ということができます。
また、同じく、固定長期適合率とは、
固定資産÷(純資産+固定負債)
で計算されます。
上記、固定比率と似ていますが、違いは分母に固定負債が加えられている点です。分母の(純資産+固定負債)は、返済の必要がない純資産に、返済の必要はあるけど、すぐではなく、返済に長期的な猶予が与えられている「固定負債」を加えており、いずれも長期的な資金調達であり、これで固定資産をカバーできているかどうか、を示すものです。
固定比率同様、当然、低いほうが財務的に安定しているということができます。固定比率よりも条件を甘くした指標である(固定負債が分母に加えらえる)ため、同じ貸借対照表では、固定比率>固定長期適合率となります。
いずれも、長期の「資産」と長期の「調達原資」 のバランスの良否を示すもの、ということができると思います。
さあ、今日もやや暑い一日になりそうですが、水分補給をしっかりしていきましょうね
投稿者 七野恭子税理士事務所