経営のヒント

2013年9月30日 月曜日

経営指標のおはなし(効率性)(1)

おはようございます!!

また今日から新しい一週間のスタートです。そして、今日は9月の最終日!!

ということは、明日から、今年最後の四半期に突入!!ってことですよね?!ちょっと気忙しい感じですが、ここは焦らず、今日も頑張っていきましょうね。

さて、本日より、②効率性の指標について、お話しましょう。

これは、貸借対照表と損益計算書のどちらも使って測ります。          
           
「効率性の指標」と言われるものには、以下のようなものがあります。         
① 総資産回転率           
② 有形固定資産回転率           
③ 棚卸資産回転期間           
④ 売上債権回転期間           
⑤ 仕入債務回転期間           
           
このうち、①と②については、文字通り「効率性」を測る指標。そして、③~⑤については、「お金」と「商品」がいかにきちんと回転しているかを知ることにより、業績の良否を知ることができる指標です。           
           
効率性とは、例えば、元手としてそれぞれ100万円を準備した、としましょう。この100万円で1000万円の売上を上げても、800万円の売上を上げても、いずれも「スゴイね!!」という話になりますが、やはり800万円より、1000万円のほうが、元手の100万円を効率よく使った、と言えるのではないでしょうか。           
           
つまり、お金に限らず、資産をいかに効率よく使って、売上や利益を獲得したか、ということを測る指標というわけです。
           
一方、「お金」と「商品」の回転とは、通常は企業の活動の根本を示すものです(サービス業の場合は、「商品」ではなく、「サービス」と置き換わるわけです)。

この場合、「商品」とは、実際にはお金を支払うことによって調達(仕入)し、お金をいただくことによって引渡す(売上)わけですから、いずれにせよ、お金に変わるものとして、「商品=お金」ということができます。 つまり、企業の活動とは、お金をクルクルと回転させながら、利益を生み出していく行為、ということもできるのです。        
           
よって、③~⑤の指数を言い換えると、「お金の回転の良否(=業績の良否)を示す指標」ということができるでしょう。 
          
さて、明日から、このような指標について、具体的にみていくことにしましょう。 

そして、本日のあなたへの質問は、

「御社(組織)は、ザックリと考えて、効率のよい経営ができていると思いますか?できていない、と思うとしたら、それはどの部分ですか?」

また、明日、ここでお待ちしています!!       



投稿者 七野恭子税理士事務所

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